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ひといきコラム① 風のなまえ
日本では、季節ごとに吹くさまざまな風に名前がついているのをご存じですか?
例えば、みなさんに耳馴染みのいい風は「春一番」。
立春から春分までの間に初めて吹く秒速9メートル以上の風のことです。
そのほかにも桜の花が満開のころに吹く風を「花風(はなかぜ)」=花を散らしていく風、
南東から吹く穏やかな風を「春風(はるかぜ)」と言ったりします。
梅雨の季節にどんよりとした雲の下で吹く風は「黒南風(くろはえ)」、
心地よい初夏の南風は「薫風(くんぷう)」といわれます。
秋に吹く風は「金風(きんぷう)」といいますが、昔から紅葉の季節になぞらえて秋を「金」と表現することがあるようです。
冬には木の枝に残った葉を吹き飛ばしていく「木枯らし(こがらし)」という風も聞いたことがあると思います。冬の晴天で、花のように雪が舞う日に吹く風は「風花(かざはな)」と呼ばれます。
吹く風に、それぞれの季節を思わせる名前がついている言語は日本語だけかもしれません。
日本という、四季の表現が豊かな国だからこその美しいことばに、注目してみるのも楽しいものです。
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