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立教小学校 小学校受験2023 合格体験記
今年度の受験を終え、立教小学校、学習院初等科、成城学園初等学校にご縁をいただいた生徒様をご担当された講師の先生に、それぞれの学校の対策秘話をお伺いいたしました。受験をご検討されていらっしゃる方は是非ご参考にされてください。
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今回は、個別考査に特徴のある「立教小学校・学習院初等科・成城学園初等学校」の3校について試験内容にも触れながら振り返っていきたいと思います。
まずは、立教小学校についてお話し致します。
立教小学校は、都内では数少ない男子校です。合格を目指すにあたり、なぜ我が子を男子校に進学させたいと考えているのかしっかりと考えておく必要があります。説明会や面接で先生方からもその部分について必ず触れられます。通り一辺倒な答えではなくご家庭でじっくりと考えた先の答えを持って受験対策に取り組んでください。
また立教小学校は個別考査でお子様自身をよくみてくださる反面、考査に向けて準備する内容もペーパー校との違いが多くあります。常に姿勢を正す、物の取り扱い、言葉遣い、問題文を一度で理解する力、たとえ難しい問題でも自分なりに工夫して解こうとする意欲など様々な面に及びます。また、絵本をプロジェクターに映し出す読み聞かせも毎年出題されています。お話の記憶とは異なり絵本の世界を楽しむことを大切にしながらも絵で表現されている細かな表情や色使いの変化などにも気が付く目を養う必要があります。他にも運動や模倣も毎年出題されています。
このような特徴的な考査にむけて今年合格をいただいた生徒様には、レッスンのルーティーンとして、ラジオ体操、姿勢を正して10分間座る、図形や数の問題をパズルやゲームといった具体物を使いながら取り組み見通しを立てる練習、自分の考えを順序立てて話せる能力、絵本を録画し画面を通して読み取る経験などを行なってきました。また色の指示、動きの指示が複数入っているようなより複雑な問題文を一度で読み解き答える練習も数多くこなしました。
夏以降は立教小学校の過去の問題を何度も取り組みました。一度できたとしても、こちらで問題を一部変え、学校が求めている能力に確実に値するか様々な角度から問題を作り直し徹底的に繰り返しました。最後には、実際の考査時間に合わせて問題を組み合わせて行いました。
振り返ってみて、立教小学校対策は個別で行うことが大変有効であると感じています。実際の考査が個別であることはもちろんのこと、考査項目が限られているため一つも落とすことが許されない中、弱点に徹底的に取り組めること、姿勢や言葉遣いなど細部まで気になる点をお伝えできると共に、ご家庭では気が付きにくいお子様の良さを客観的にそして確実にお伝えしていくことで加点をいただける部分に仕上げていくことができることなどが挙げられるかと思います。
また、立教小学校の問題は、問題を取り組むための準備にも大変時間がかかり、具体物も多く使用しますのでご家庭での準備時間はかなりの負担となります。その時間をお子様との戸外遊びや読み聞かせの時間とすることで精神的な安定にも繋がるかと思います。
合格された生徒様は、念願の立教小学校の門をくぐる春が今から待ち遠しいとおっしゃっていました。来年の秋にもまた素敵なご縁がありますよう、生徒様との出会いを大切にご家庭と共に合格への道を歩んでいけましたら思っております。
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